日本企業も熱い視線を送るマレーシア

経済先進国の視線は現在東南アジアに向けられていると言われている。その理由としては東南アジアの政情の安定化や中国への投資リスクの高まりなどが挙げられます。とくに日本は「チャイナリスク」の高まりから東南アジアへと投資の矛先を向ける傾向が増している。実際、マレーシアへの外国投資は日本がトップとなっており、今後さらなる増加も予想されている。

 

もともとマレーシアは東南アジア経済における優等生と言われてきた。何かと政情が不安定で継続的な経済政策を立てるのが難しかった東南アジアにおいて80年代以降長期的な視野に立った経済政策を続けることに成功している。とくに80年代からはじめられた工業化政策は見事な成功をおさめ、かつてゴムやパーム油といった第一次産業を経済の柱としていたこの国を東南アジア屈指の工業国にすることに成功している。

 

近年の経済状況においても堅実かつ好調な状況がデータからも明らかだ。2013年第一四半期におけるGDPの成長率は前年同期比4.1%。2013年全体におけるGDP成長率は5〜6%程度が予想されている。中国に比べれば高い成長率ではないかもしれないが、中国は急激な経済の膨張が社会システムの歪みをもたらしているうえ、シャドーバンキングをはじめとした不安材料、実際に数字に表れてきた成長の鈍化といった問題点も見られる。それに対してマレーシアはより長期的で堅実、安定した成長が続いている点が大きな特徴だ。今後も5〜6%程度の成長を持続できる条件も十分に整っている。

 

東南アジアへの海外からの投資が増加している今、マレーシア経済もその波に乗ってさらなる上昇が期待できる。実際に2013年第一四半期における海外からの直接投資は前年同期比42.1%と高い数字となっており、まだまだ投資先としての魅力を損なっていないことがわかる。教育水準の高さ、英語能力の高さなど、まだまだ成長をもたらす潜在能力を秘めており、東南アジアの優等生としての地位は安泰といえそうだ。日本からの投資も増加し、結びつきを強めていくことになるだろう。

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